本日は

SWEDISH FORESTRY EXPO2023

レポート第２弾を報告します。

今回は展示会視察ツアーの際、実際にスウェーデンの山林？（丘）で活躍する

コンプリートマシンの作業状況を視察しましたのでレポートします。

〇ジョンディア社製大型コンプリートマシン現場視察・・・・
・メーカー　ジョンディア　1470C（クラス最大機種）
・価格　約7000万（油圧ショベル＋ハーベスタ価格の2倍以下）
・素材生産量　300㎥/1日（日本の3倍以上）
・生涯稼働時間　25000時間（油圧ショベル＋ハーベスタの2倍以上）
・メンテナンスコスト　
　オペレータ教育して日常点検、月次点検を実施することで
　大きなメンテナンスは無いとの見解
・作業可能傾斜　27度
・回送　トレーラ回送
・作業道　無し（直接山林を移動）

イニシャルコスト、作業能力、稼働時間など現在日本国内のシステム
伐倒作業～集材～油圧ショベル＋ハーベスタ～現地積込用機械～搬出用機械～置場積込機械
のシステム比較し2台の機械で全てを行える点がメリット

今回視察した会社は、コンプリートマシン2台、フォワーダ3台、6名で作業
同じ規模の搬出量確保するためには国内の場合では20台程度の機械が必要となる・・

また製材所（買い手）の要望する樹種、サイズも

100％バリューバッキングシステムを取り入れ

無駄の無い素材生産があたりまえのように行われている

機械が大型化するため、移動手段、日本の道路交通法などハードルはあるが
ジョンディアも現在日本の行政機関に対し緩和を求める動きを始めているとのこと

急傾斜はウィンチシステム使用すれば施業は可能。

今現在日本国内で使用するには様々なハードルがあります・・
しかし林業先進地である北欧の最先端の技術や機械が

これまでも形を変え日本に入り今では当たり前の作業方法となっています。

現在の車両系建設機械を活用した、いわゆるジャパニーズ林業工法も限界を迎え
林業に特化した専用機を使用して作業する時代が来ると思われます。

近い将来このようなシステムを入れるためには

「何がリスクで，何がメリットであるか？」を分析して
発信することも、我々機械屋の仕事であると改めて感じました。

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